ズッキーニ栽培、育て方−巨大化、巨大ズッキーニの作り方−収穫し忘れること!
ズッキーニ栽培、育て方−巨大化、巨大ズッキーニの作り方−収穫し忘れること!
ズッキーニを育ててみる!
育てるのはとっても簡単なズッキーニですが、それなりに気を使うこともあるようです。
少し、ズッキーニの特徴を知っていると、自分が育てているズッキーニがいい調子か、何かうまくいっていないか?わかります。
初めて育てた時は、これでうまく行っているのかな?と、不安になるものです。
また、ズッキーニは物凄い勢いがあって、強烈に成長しますが、ある日突然枯れてしまう。腐ってくる、、などと、弱い面もあり、どちらかというと、強い植物とは言えない部類のものです。
ズッキーニを育てて見て感じることは、とにかく、その生命力の凄さ、成長力の凄さに圧倒されることでしょう。おそらく、植物、野菜界において最強の成長力を持っていると思っています。
かぼちゃも凄いですし仲間ですが、かぼちゃはツルが伸びていきます。それが無い分、凝縮して、一箇所に株として育つものとしては、南国の人喰いそうのような大きさです。
そして、その成長の早さはほんとうに早く、熱帯雨林の植物よりも早く、実の大きさ、数の多さ、収穫性、収量の多さ、まるで、未確認生物を育てているような気分になります。
おそらく、今まである日本にあるような野菜の常識をくつがえすような凄いものです。
もちろん、条件が整わないと無理です。
しかし、その条件というのが、接ぎ木なしで、自然の固定種で、耐病性がないものであっても、化け物のような成長力と強さを持っています。品種によっては弱くて、何回育ててもうまくいかないものもありますが、実績のあるものは強大な力を手に入れたようで、この地においてものすごく繁茂することが出来ます。
とにかく、びっくりすることまちがいなしです。そんなズッキーニの栽培にチャレンジしませんか?
ズッキーニ栽培の各工程はリンク先にあります。
ズッキーニ栽培の様子
この葉の形でどういう実がなるかわかります。 | |
葉が大きいです。 これくらい大きくないと、いい実は付きません。 |
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栽培終了です。 暑さが苦手です。健康でも、高温が続くと、もうまともに実が肥大しません。 諦めて抜き取ります。 |
ズッキーニを巨大化させる楽しみ
ズッキーニは期間限定の超短期速収の短い、高効率野菜です。強いて言えば、ほうれん草なんかより短期速収じゃないかと思ってしまうくらいに速いです。
さすがにチンゲンサイとはいきませんが、葉物野菜に匹敵するスピードで成長していきます。
そういうわけで、実を収穫する時期は通常開花後数日ですが、キュウリのようにほんの数日で信じられない大きさになります。
そもそも、キュウリはかぼちゃの台木に接ぎ木しています。そんため、キュウリがかぼちゃの成長力を得て、かぼちゃなみに膨らまされることになります。
ズッキーニはかぼちゃ以上の成長力を持っています。こんなズッキーニがズッキーニの実を自ら大きくするのです。取り遅れなんて許されるはずもありません。
キュウリどころの騒ぎじゃないとはまさにこのことです。
この写真は手がアップになっていますが、手の幅は20cmです。それの3倍くらいの長さがあります。つまり、60cmです。
さらに直径は10cm程度あります。
10cm×60cmの円柱です。
これはもう、ダイコン。
いや、ダイコンは円錐形です。円柱の3分の1の体積しかありません。円錐の体積は円柱の体積/3とするのが学校で習った公式です。
つまり、ダイコン三本分の大きさです。
これで、どうです。小さいですか?
これは、収穫するつもりだった1週間前に他のズッキーニが大きすぎて、取らずに残していました。それから雨が降り、天気がよくなり、良い条件で肥大しました。
それがこの結果です。
15cm、直径2cm程度が1週間で、10cm×60cmの円柱になるでしょうか?
単純に、20倍の体積増加でしょうか??
どんだけでかいんだろう?と思います。一日で3倍程度の重さになるわけです。
こんな野菜、果菜、他に無いです!
こういうわけで、 ズッキーニが野菜界で最強だと思う次第です。