ズッキーニの壺 - 庭でズッキーニ栽培






ズッキーニの受粉、雌花と雄花



ズッキーニの雌花たくさん


ズッキーニの受粉、雌花と雄花




ズッキーニの開花


ズッキーニは比較的すぐに開花します。

ズッキーニの苗を買うと、ほとんど蕾が出ていて、もうすぐに花がさきそうなものが多いです。

これはほとんど全て雄花です。

ほとんどというか、全部雄花なのですが、最初に雄花が咲くことによって虫を自分の周りに引き寄せて、そして雌花が咲いた時に確実に受粉するように考えられているのかもしれません。

植物の世界には不思議なことがいっぱいあります。

ズッキーニの花はすぐに咲くと思いますが、雌花が出てくるようになるには、株がだいぶ大きくなってからでないと見られないことでしょう。それまでちゃんとした条件で大きく育たないと、雌花を見ることさえ難しく、結局、雄花しか見ずに枯れてしまうこともあります。



ズッキーニには屋外で虫が居ればほとんど受粉できます。


はじめに雄花が咲くことで虫を集めておいて、その後、株の成長とともに雌花を出してくるという戦略的な植物ですので、ぬかりはありません。

ほぼ、節成で雌花が各節に付いていきますが、雄花も負けずにたくさん咲いていきますので、普通に屋外で暑い時に栽培する分には全く問題ありません。

人手でやるには相当大変だと思います。数が多いですし、開花してからすぐに収穫が時期がきますので、相当な回数の人工授粉作業が必要になってしまいます。

単為結果性のズッキーニはあるのかどうか、よくわかりません。




ズッキーニの雌花や雄花の様子




ズッキーニの雄花の様子  
ズッキーニの最初は雄花 定植してから、1週間ちょっとですが、どうやら蕾のようなものが見えて来ました。新芽と区別がつきにくいですが、小さい緑のかたまりのなかに蕾が見られます。
ズッキーニの雄花しか咲かない ズッキーニの大きな雄花が咲きました。最初にはやはり、雄花が咲くようです。雄花でも、花びら自体はとても大きいです。

雌花と違うのは茎が細いか、実が付いているかの違いです。
当然、花びらの中も違うと思うのですが、表面的には違いが感じられません。
ズッキーニの雄花 これだけ大きくなっても、やはりまだ雄花です。
一向に雌花が咲く気配がありません。株はかなり大きくなっています。
茎の太さもだいぶ太いです。

しかし、ズッキーニの雌花はこれからです。
栄養をしっかりと吸収して、実に与えられるように株が大きくなるまでは、雌花がなかなか咲かないようにできているのかもしれません。



























ズッキーニの雌花の様子
 
ようやく、雌花が咲き始めました。
やはり、茎のところが太いです。さらに太く成長していきます。

一度、ズッキーニの雌花が開花し始めると、ほとんど途切れることなく、連続的に開花し続けます。

これが不思議なもので、雄花よりも多いのではないかと思うほどです。

これでちゃんと受粉できているのですから凄いと思います。時間が経つほど、ズッキーニの株が大きくなり、大きな雌花がつくようになり、大きな実ができるようになります。
ズッキーニの雌花たくさん これだけ、雌花の蕾が見えます。はじめは緑色をしています。
花も緑色をしていて咲く直前に黄色く変色します。とてもおもしろいです。

これをみると、各節に雌花がついています。ズッキーニは節成だと言えそうです。これがカボチャだったらすごいことになります。

それにしても、雄花が見当たらないのですが、受粉は大丈夫でしょうか。。。
ズッキーニの雄花 よくみると、茎の細い雄花がありました。

緑色で区別が付きませんが、たしかに、何節かに1つは雄花があるようです。不思議です。はじめは雄花しか咲かないのですが、これがズッキーニの株が大きくなると、雌花が圧倒的に多くなるという性質があるようです。

この調子で、どんどんと収穫出来ればいいです。
ズッキーニの花 綺麗な花は開花してすぐは綺麗です。

花を食べるなら今です。花ズッキーニは高価な食べ物として流通しています。

ほとんど1日で汚くなってしまいます。咲く直前が花ズッキーニのベスト収穫時期だと思います。
ズッキーニの雌花、開花 これは、太さが一定でないタイプのズッキーニの雌花です。黄色いズッキーニですが、やはり、この時点で雌花の根本が黄色くなっています。

この形、色のまま肥大していきます。
ズッキーニの雌花、実 無事、受粉できたようです。

徐々に肥大しています。このズッキーニは黄色くて根本と先端が細くて、中間が太い、とても面白い形をしています。

味も少し変わっていて、大きくなっても食べやすく柔らかいです。また、種も出来にくいので、大きめのサイズで収穫するタイプのズッキーニなのだと思います。